2009年4月18日
 春満開、高野山と長谷寺

 

高野山奥の院前

高野山奥の院英霊堂

今回参拝した寺院

4月18日(土)
高野山奥の院・金剛峰寺・龍泉院(西国49薬師10番)・高室院(西国49薬師11番)・南院(近畿36不動36番)・苅萱堂(かるかやどう)・女人堂、そして法起院と長谷寺。

4月19日(日)
兵庫のお不動さん(近畿三十六不動尊霊場)
9番 大龍寺・10番  無動寺・11番 鏑射寺・ 12番 安岡寺(大阪府)・21番 中山寺
 

三寶院三門前

 其の全てをここでご紹介するのは無理。どのお寺も再び訪問する機会があるでしょうから今回はお寺さん紹介は無し。

金剛峰寺前

金剛峰寺前

     

 今回の一つの目的は、桜の花。この時期桜の花が残っているのは、関西では山の上だけ。ということで、高野山へ行って見ました。
 高野山の諸堂が立ち並ぶのは、標高850m前後のところにある山上盆地。標高100mで1度気温が違ってくるといいますから、下界よりも約8度気温が低いわけです。其の分、当然桜の花の開花も遅い。
 行く途中は、難解電車やケーブルカーの車窓から見る限りでは、残念無念手遅れ時期遅れかという感じでした。
 ケーブルカーの高野山駅下車、バスに乗り換え奥の院へ。高野山へ行ったならば時間的に無理な場合を除き、最初に奥の院へ参るのが基本でしょう。山内バス終点の奥の院前でバスを降りると、なんんとなんとなんと私が来るのを待っていたかのように奥の院入り口の桜の花は見事に満開。奥の院でお参り『南無大師遍照金剛』はい、皆さんご一緒に。
 今回の目的の一つ西国49薬師霊場と桜の花を求めてぶ〜らぶら。苅萱堂(かるかやどう)をすぎ、三寶院三門前に一本だけですがつぎなる桜を発見。西国49薬師11番札所高室院でお参りをすませて、金剛峰寺へ。三門前の見事な桜は当然のごとく私のために満開。それはそれは美しい桜でした。
 そこから、歩いてすぐの金堂エリアへ。東塔と根本大塔の間に小さな桜の樹がありました。金堂は高野山の総本堂。参らねば、とは思いつつ今回はお許しいただきました。東塔より引き返し、金剛峰寺横の道から西国49薬師10番札所龍泉院へお参り。薬師如来の御真言は『おん ころころ せんだり まとうぎ そわか(真言宗系)』はい、皆さんご一緒に。龍泉院では桜の花はなかりしが椿の花を収める。そこから、こちらもまた歩いてすぐの近畿36不動36番札所南院へ。不動明王の御真言は『のうまく さんまんだ ばざら だん せんだ まかろしゃだ そわたや うんたらたかんまん』はい、皆さんご一緒に。南院でお参りをすませ納経の人にお話を伺っていると、今日急に暖かくなり朝から境内の山桜が開花しだしたとのこと。まことにラッキーでございまする。お不動様、お大師様に感謝しつつここまで下ってくるともう高野山も一番端。女人堂と其の向かいのお竹地蔵におまいりし、ケーブルの高野山駅へ向かう。お竹地蔵より20mほどのところにある高さ10mはあろうかというみごとな山桜を横目に歩いていくと、警備員さんが飛んでくる。ここから先はバス専用道路で歩いてはいけません。成る程、選択の道は二つ、不動坂を歩いて南海の極楽橋駅に下りるか、女人堂からバスに乗るか。後者を選んだ。

高野山金堂エリア東塔

龍泉院の椿

南院

ケーブルカーで極楽橋駅まで下りたのですが次の電車まで30分待ち。コンビニを探しても無いのは当然で、不動坂を散策。なんだ、ケーブルカーに乗らず不動坂を歩いて下ったほうが楽だったかな。

巨大な山桜

バス専用道路

 時間はまだ昼過ぎ、このまま帰路に着くのも早すぎる。今日は18日なので、葛井寺の千手観音のご開帳日。ちょうど、帰り道ではありますが・・・、チケットはスルット関西の乗り放題、時間的に私鉄で行くことが出来て桜の残っていそうなところ?そうだ、長谷寺(西国33観音霊場第8番札所)なら山の中、きっと桜が残っているはず!時間的には厳しいものがあるもののええいGo!長谷寺の駅に到着したのが4時40分、ぎりぎりセーフというところでしょうか。駅の桜はこちらもみごとに満開。長谷寺へは駅から少し歩かなければなりません。西国33観音番外霊場の法起院に参拝して長谷寺へ。長谷寺のご本尊は十一面観世音菩薩。御真言は『おん まかきゃろにきゃ そわか』はい、皆さんご一緒に。観音様は丁度、特別ご開帳中。あれ、長谷寺の観音様はごりっぱすぎて(とにかく大きい)厨子の中には不似合いで常時ご開帳しているはずでは?聞いてみると、お膝元まで行き触ることが出来るのだとか。有難や。
 長谷寺はお花で有名なお寺。特に、牡丹と石楠花(しゃくなげ)が有名。通称牡丹寺と呼ばれているところ。なんとなんとなんと偶然にも本日(4月18日)より「ぼたんまつり」を開催とのこと。早く来れば練り供養、稚児行列等を見学することが出来たのですが、自由気ままの乱れ打ち。後悔はいたしません。『愛とは決して後悔しないこと』ですよ。ちらほら早咲きの牡丹の花が咲いています。桜の樹はそれ程多くはないのですが満開でしょうか。思惑通りでした。観音様に感謝感謝。

近鉄長谷寺駅の桜

長谷寺の桜

高野山
法起院
長谷寺
写真集

長谷寺の牡丹

長谷寺の石楠花(しゃくなげ)

高野山
 南海電鉄高野線極楽橋〜ケーブル高野山駅〜高野山山内バスで各地へ

長谷寺
 近鉄大阪線長谷寺駅を下車、徒歩15分
 長谷寺牡丹まつり 期間 4月中旬〜5月中旬